校長室に陽が差してきて、外を見ると、2年生が一生懸命、ゆりの木やみかんの木をスケッチしていました。「絵手紙を書いてみよう」で、例を見ながら、自分で考え、想像を膨らませながら絵を描いていました。子ども達の近くを通ると、子ども達はドンドン私にスケッチを見せに来ます。
「上手だね。ゆりの木の幹が力強く上手に描かれているね」
「みかんがおいしそうに描かれているね」などと声をかけると、ニコニコしながら子ども達は、また絵に集中していました。この後の授業では、筆でなぞるそうです。
「校長先生、ぼくは絵が苦手で・・・」と子どもは自信なさそうに私に絵を見せに来ました。「そんなことないよ。幹の感じが良く描けているよ!」と話し、続けました。
「大丈夫だよ。校長先生も小学2年生までは絵が苦手で・・・成績も1番低い1だったんだよ。でも2年生の冬に泣きそうになりながら、版画を母に手伝ってもらい声をかけられ励まされ、3年生になって、3年生の担任の先生は僕を勇気づけ、僕の絵を初めて褒めてくれて1学期の成績がなんと5になったんだ。担任の先生が僕の絵を推薦してくれて、僕の絵が新聞に載ったことがあったんだよ。その絵は近所のおばあちゃんの家で飼っている猫の絵を描いたんだ。僕はうれしくて、おばあちゃんに『おばあちゃん、僕の絵、新聞に載ったんだよ!』とニコニコしながら声をかけると、『あぁ~しんちゃんの絵、新聞で見たよ。上手に描けていたね。あの豚の絵!』
『豚の絵じゃないよ。おばあちゃんの家で飼っている猫の絵だよ!』
「あぁ、そうかい~、ごめんね~」とおばあちゃんは私に話しました。
おばあちゃんの言葉に、ひどく傷つく小3の私でした。」という話を、私が子ども達に話すとニコニコしながら、聞いてくれました。
昔話をしてしまいましたが、子どもにとって、先生や保護者の存在は大変大きく、声かけや励ましによってドンドン才能が伸びるものです。絵が上手になった、自転車が乗れるようになった、逆上がりができるようになった、蹴上がりができるようになった等、先生や保護者があきらめないで励ましてくれたおかげで、あきらめかけても、がんばってやっとできた達成感、満足感はいまでも忘れないものです。みなさんは、いかがですか。
だからこそ、大人がプラスの声かけ、褒めるシャワーをドンドン子ども達にしましょう。
明日から私も、さらに子ども達にプラスの声をかけを続けていきます。
先生や親の